社長メッセージ

運用型ネット広告がマーケティングのハブになる

電通『日本の広告費』によれば、2015年のインターネット広告費(媒体費のみ)は9,194億円となりました。そのうち、当社の業務領域の中心となる、「運用型ネット広告」の市場規模は6,226億円、ここ5年間の年平均成長率は21.8%と、あらゆる広告媒体の中で最も高い成長を続けています。結果として、ネット広告費に占める運用型の割合は67.7%となり、ネット広告≒運用型の傾向が更に進んでいます。

この背景には、マーケティングの世界で数十年かけて進行してきた「計測可能な消費者のレスポンスやアクションを成果指標とし、
そこへの行動喚起を主目的とするダイレクト/データベース・マーケティング」の興隆があります。
そこに費用対効果に優れ、リアルタイムに効果を把握・改善できる運用型ネット広告プラットフォームの進化が重なって利用が進んだものであり、
この成長は必然的なものでした。

しかし、運用型ネット広告が真のポテンシャルを発揮するのははまだこれからだと私は考えています。
その進化のこれまでと今後について、極く大掴みに言えば、

  • 1)検索など一回性の行動データによるターゲティングから
  • 2)匿名性の識別子(cookie)を用いた、累積的な行動データによるターゲティングの実用化(「リターゲティング」など)に拡張し、
  • 3)ネット上の行動データと消費者の購買データやリアルな属性データを「シンク」させ、
    併せて変数に用いたモデリングを行い、クロスプラットフォームでのターゲティングに活用していく、
  • 4)更にはそのデータをCRMシステムと連携させ、オフライン系含む統合コミュニケーション施策に展開する

という方向に進化していくものと見られます。

2015年、デジタルマーケティング業界で最も注目されたテーマは「マーケティング・オートメーション」でしたが、
それは、マーケターの関心領域が4)に進んできている事を示しています。

つまり、運用型ネット広告で得られるデータを外部データやオフライン系含む顧客/見込客データと連携させ、
クロスチャネルでのコミュニケーション最適化を図っていく。
そこでは細分化した顧客セグメントに対する個別のコミュニケーションシナリオをプリセットし、
半自動的に実行する事を可能にするマーケティング・システムと運用型ネット広告の連携が必要になってくる、という認識です。

運用型ネット広告で得られるデータがハブになって、CRM/マーケティング・オートメーション系のシステムと連携しながら、
広告主のマーケティングシステムの中心となっていく、そのような形が実現しつつあるようです。


当社は電通デジタル・ホールディングス、世界最大級の広告代理店グループWPP傘下のネット広告会社Xaxis(ザクシス)、
アサツー ディ・ケイの3社を株主とし、運用型ネット広告の黎明期から取り組んできました。

社員数は140名ほどですが、コンサルティング/運用実務に携わるメンバーのほぼ全員ががGoogle アドワーズの認定資格を保有するなど、
プロフェッショナル集団たる事を指向しています。

運用型ネット広告がマーケティングの中核へと進む中、
必要とされる業務知識やスキルが幅においても深さにおいても加速度的に難易度を増していますが、
社員教育・育成についての取組を最重視し注力しながら、お客様に付加価値のあるサービスを提供していきたいと考えております。

これからもどうぞ当社にご期待ください。

株式会社DAサーチ&リンク
代表取締役社長日髙 俊児

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